研究室見学
慶應義塾大学の各学部研究室を実際に訪問し、研究内容や雰囲気を体感できる企画です。先生方から直接お話を伺うことができ、普段はなかなか触れることのできない最先端の研究活動に触れられる貴重な機会となっています。
医学部研究室見学は定員に達したため、受付を終了いたしました。
なお、看護医療学部研究室見学は現在も受け付けております。
医学部研究室
解剖学教室仲嶋研究室
仲嶋一範 教授
私たちの研究室では、「脳がどのように形づくられるか?」を明らかにする研究を行なっています。脳が作られる過程では、神経細胞はまず脳内の深い場所で誕生
して、その後、長い距離を移動して決められた場所に整然と配置されます。
この神経細胞の配置が乱れると、脳の機能が損なわれ、病気のリスクが高まると
考えられています。今回の見学では、こうした"脳の中を移動する神経細胞”の様子を、ミニ講義と顕微鏡を使った観察を通じて体験していただきます。
当研究室では、瘢痕のない創傷治癒を目指した胎仔の創傷治癒、皮膚の抗加齢、
皮膚の肌理発生の研究を行っています。当日は研究室のご案内、研究内容のお話しをさせて頂くと同時に皮膚縫合や血管吻合などの実技を体験して頂く予定です。
形成外科学教室
荒牧典子 専任講師
中島由佳里 特任助教
先端医科学研究所
脳科学研究部門
田中謙二 教授
この研究室では、脳機能を分子・ニューロン・回路の多階層から理解します。
脳を神経・グリア・脈管の総体とみなして、脳と多臓器の連関にも迫ります。
これらの取り組みから、脳機能の破綻である精神疾患の新規治療法を開発して
いきます。
私たちの研究室では、皮膚の健康と病気の仕組みを分子や細胞の視点から明らかにする研究を行っています。皮膚は体を守る大切なバリアであり、アトピー性皮膚炎や乾癬などの炎症性疾患、さらには皮膚がんなど、さまざまな病気が発生します。これらの病気の原因や進行の仕組みを解き明かすことで、新しい治療法の開発に
つなげたいと考えています。研究室見学では、皮膚細胞や免疫細胞の働きをミニ
講義と実際の観察を通じて体験していただきます。
皮膚科学教室
天谷雅行 教授
石井・石橋記念講座
(拡張知能医学)
桜田一洋 教授
人工知能技術の進展は、医療におけるデジタルトランスフォーメーションを進めるだけではなく、医学の在り方を根本的に変えようとしています。本講座は、病気の根本的な原因に基づいて病気の発症と進行を予測し予防する医療を実現するために「医学のためのAI」という新たな学際領域の開拓を行っています。このような予測医学の鍵となるのは、リアルワールドデータを用いて診断と予後予測を行うAI
モデルと、疾患メカニズムに基づいて介入を行うための因果モデルの融合した汎用疾患モデルの開発です。 本講座は先端的な研究・教育を通じて、医学・医療の進歩とそれを支える科学技術の発展ならびに人材の育成に寄与するとともに、AI医学の国際的なハブの構築を目指します。
看護医療学部・薬学部研究室
医学部病院薬剤学教室/
薬学部臨床薬学講座
大谷壽一 教授
河添仁 准教授
秋好健志 准教授
今岡鮎子 助教
江崎雄仁 助教
医学部病院薬剤学教室は、医学部と薬学部との共同運営講座として2021年に開設
され、薬学部の臨床薬学講座と一体的に運営されています。 薬学部生、薬学系
大学院生、医学系大学院生が所属し、慶大病院薬剤部や病院の診療科、国内外の
施設との共同研究も積極的に推進しています。研究領域は、薬物代謝、トランス
ポーター、薬物相互作用などを扱う臨床薬物動態学を中軸に、がん薬物療法、
薬物動態モデリング、医薬品情報学など広範にわたります。
近年の目覚ましい医療の進歩は薬によって支えられています。分子標的薬や免疫
チェックポイント阻害薬により一部の悪性腫瘍は制御可能となり、C型肝炎なども薬で治る病気になりました。一方で未だ解決されていない難病も数多く残されて
います。薬物治療学講座では、難治性がんや 生活習慣病などを治療するための革新的な新薬の開発を目指し、慶應義塾大学医学部や製薬企業などとも連携しながら
精力的に研究活動を行っています。
薬物治療学講座
齋藤義正 教授
木村真規 講師
石川隆昭 助教
薬効解析学講 座
松元一明 教授
代謝生理化学講座
有田誠 教授
急性期病態学分野
慶應義塾大学大学院
健康マネジメント研究科
堀口崇 教授
臨床実習や日々の学習で生じた医学的疑問を科学的に探究し、看護学と融合させることを目指すゼミです。学生は関心のある臓器や疾患を題材に、3D解剖モデルの
制作や、頭部外傷・脳卒中などの臨床課題の解析を行います。半学半教の精神の
もと、未来の看護医療を先導する力を育むことを目的としています。
